公開日:2009.04.30
YapHigh school
スクールバス
こんにちは。来週、妻がヤップに来るので何となくそわそわしてます。
先週、ヤップ島唯一の高校であるヤップ高校へ行ってきました。
ヤップ高校にはコンピュータラボがあって、コンピュータの授業を行っているため、
見せてもらいに行ったのです。ヤップの学校制度は、小学校が1年生~8年生まであって、
高校が1年生~4年生まであります。
中学校はありません。
島の各地からスクールバスが走っていて、生徒はそれに乗って通います。
実は、ヤップの公共交通機関はこのスクールバスしかないため、一般の人も乗ることができます。
僕もバスでステイ先と職場を行き来することが多く、スクールバスに乗せてもらってます。
片道1ドル。
安いと思うかも知れませんが、以前は50セント――
僕が島に来て1ヶ月ほどで値上げしていまいました。
何といきなり倍です。
値上げした時には、当然乗客が激減しましたが、今は徐々に戻ってきました。
ビードルナッツの交換をしたり、音楽流したり、たまに歌ってる人がいたりと中々賑やかで、
僕はこのバス通勤が気に入ってます。

コンピュータラボ
ヤップ高校は割と広いキャンパスに平屋建ての教室が点々と建っています。
何故か、日本の学校みたいに建物が平行に建てられていなくて、それぞれの建物の方角が
ばらばらで、ところどころにローカルハウスと呼ばれる、ココヤシの葉で葺いた屋根の吹き抜け
の建物があって、日光を避けて沢山の生徒がそのローカルハウスに集ってます。
制服もなく、皆、思い思いのスタイルです。
すごく自由な感じです。
これはあれです。まるで大学のようです。

コンピュータラボには約30台ほどのマック‥‥マック?
ヤップのコンピュータ関連の施設は何故かマッキントッシュが多いのです。
何でも、ヤップの教育関連の施設にコンピュータを導入するあたって、その業務にあたったピースコー
(アメリカの協力隊みたいな組織。僕ら、JICAボランティアは、よく地元の人からジャパニーズ・ピー
スコーとか言われて、ちょっと悔しい思いをする)の技術者がたまたまマックユーザーだったため、
ヤップのコンピュータ施設が全部マックになってしまったとか言われてますが、真偽のほどは分かりません。
というわけで、ヤップ高校も全校マックによるネットワークが組まれています。
コンピュータラボの中は少し寒く、張り紙だらけです――「ビードルナッツ噛むな」とか
「ゲーム、インストールするな」とか「落書きするな」とか「ログオフを忘れるな」とか
「退出する時はキーボードはモニタの下へ」とか「カバンはロッカーに置けとか」とか、
とにかくいっぱい。
何かしつけの厳しい友達の家へ遊びに来たみたいで、僕も恐縮してしまいました。
でも、やっぱり机は落書きだらけで、相合傘の落書きがあって、ちょっとびっくりしました。
講義は「Word」「Excel」「PowerPoint」「PhotoShop」で、中々に厳しく、内容も高度です。
しかし、せっかく技術を身につけても雇用がないのがこの島の悩みです。
みんな、グアムとかに行っちゃいます。
オオハシ先生
ヤップ高校では、日本語の授業というのも行われいます。
ちょうど3時限目、コンピュータの授業がなかったのでに見せてもらいに行きました。
オオハシさんという日本人が先生で、この島ではちょっと知られた方です。
オオハシ先生は戦前、ヤップに渡って来られて、戦争が終わって日本に引き上げられましたが、
その後ヤップに戻って来られて以後、何十年もヤップで暮らしておられます。
ヤップ高校での日本語の授業を、頼まれてやっておられます。
授業は、先生がご高齢ということもあり、若干淡々としています。
生徒たちはすぐに騒ぎ出し、机に突っ伏して眠ったり、音楽を聴いたり、
何も言わず出て行ったり、やりたい放題です。
それでも先生は怒らず、かといって生徒を無視されるでもなく、粛々と授業を進められます。
やがて授業が終わって、先生が「今日は、あなたがいたお陰で、まだ生徒がおとなしかったよ。
ありがとう。」とおっしゃいました。何かほんとにいたたまれないです。
「先生の気持ち、分かってあげて!!」って。
でも僕も高校のとき、興味ない授業は寝とったし。
こういうことって年とらんと分からんのかも。
