青年海外協力隊として、ミクロネシアのヤップ島に派遣中社員の日記。
インフォニック、ヤップ支社長を僭称しつつ活動中。

※僭称:勝手に身分を越えて上の称号を自称すること(広辞苑より)

公開日:2009.07.14

SOSキャンプ

SOSキャンプ

言い訳ですが6月は多忙です。

6月末にJICAのミクロネシア事務所のある首都のポンペイという島へ、10日間ほど行きます。
そのため、6月末を1つの区切りに仕事の計画を立てていること。
そして、SOSキャンプに参加したためです。

SOSキャンプとは、毎年、アメリカのピースコー(アメリカ版 協力隊みたいな団体。ピースコーは歴史が古く、知名度も高いので、僕ら協力隊は地元の人たちからジャパニーズ・ピースコーとか言われて、若干悔しかったりする)が主催しているイベントで、夏休みに入った小学生の5年生~8年生を集め、一緒にゲームやスポーツをする企画です。

ヤップ島を北地区、中央地区、南地区に分けて、それぞれ1週間づつ、3週間にわたって開催されます。
キャンプと銘打ってますが、どこかに合宿するわけではなく、
毎日バスを出して、子供たちを送り迎えします。

僕は週2回(月曜日と水曜日)、合計6回参加させてもたいました。
先に感想を書かせてもらいますが、、、思わぬ修行でした。
毎回へこんで帰ってきて、「次こそは!」って試行錯誤するんやけど、やっぱりへこんで帰ってくる。
子供恐怖症になりかけました。

一週目

一週目は中央地区の子供たちで、約80人です。
一週目の月曜日は、1時間もらって僕の所属する劇団で稽古前に
よくやっていたゲームをいくつか紹介しました。
ゲームの紹介は省かせてもらいますが、稽古前に役者さんたちの気分を盛り上げるためのゲーム
(シアターゲームって言います)で、はまるととても面白いのですが、はまりませんでした。
原因は僕の英語力。

がらんとした体育館で80人の子供を相手にするのは、僕の英語はあまりに未熟でした。
すぐに子供たちがざわつき始め、たまらずピースコーの人が助けに入ってくれて、
どうにか説明を終えましたが、結局、子供たちの集中力を取り戻すことはできず、
悔しい1時間になりました。ほんまごめんって思いました。

一週目の水曜日は、子供たちを5グループに分け、30分ローテーションで5つのコーナーを回っていく形で、僕もそのうちの1つのコーナーを受け持ちました。
今回も劇団でやっていたゲームで、各子供たちの背中に「Flying Fish(トビウオ)」とか「Tuna(マグロ)」とか「Octopus(タコ)」とかっていう紙を貼って、お互いに話し合いながら、それぞれ自分の背中の言葉を当てるっていうゲーム(これもはまると面白い)を紹介しました。

前回の反省から、説明するための英語についてはかなり練習して望みましたが、
結果は、、、悲惨でした。

僕は体育館でマットや卓球台などの置いてある準備室をあてがわれたのですが、子供たちは入ってくるなり、僕の話など聞かず、マットで飛び跳ね、平均台で押し合い、卓球台を駆け回り‥‥大声を出して、っていうか叫んで、ようやく黙らせてゲームを開始しましたが、10歳、11歳の子はすぐにマットに戻り、17歳、18歳の子(ヤップは留年する子も多く、小学生といえどこれぐらいの年の子も多い)は「やってらんねえ」みたいな感じで背中の文字を引っぺがし、「もう帰ってええ?」みたいなことを言います。

3ローテ目ぐらいから、そんな子供たちの扱いにも多少慣れてきましたが(前者、抱きかかえて無理やり連れ戻し、後者は無視)、5ローテ目が終わるころには心身ともに疲れ果て、「これは一体、何の修行?」って思いました。
今から思えば、この日が一番きつかった。


他のJICA隊員が習字教えてます。彼女は学校の先生です。
子供たち、すごく集中してます。さすがです。

二週目

二週目は北地区の子供たちで、約60人です。二週目、三週目は一週目とほぼ同じプログラムです。
なので月曜日は、先週の月曜日と同じく、1時間もらってシアターゲームを紹介しました。
僕の英語は相変わらずですが、サポートしてくれるピースコーの人たちが理解してくれていることが大きく、スムーズで中々に好評でした。正直、ほっとしました。
水曜日は、子供たちを4グループに分けて、4つのコーナーを30分ローテで回り、僕はそのうちの1つを受け持ちました。先週は大失敗だったので、内容を変え、今日は子供のころによくやった「Sケン」(2グループに分けて、ケンケンしながらの陣取り合戦。地方で言い方が違う?)を教えました。これなら小難しくなくてええやろと思って。

結果は、、、やはり悲惨でした。 あっと言う間にルール無用の押し合い、どつき合いみたいになって、収拾つかず。。。ルール分かってないんかなって思って、ゲーム止めて説明したら「分かってる。分かってる」って言うんやけど、やっぱり収拾つかず(たった1,2名の男の子なんやけど)。
最後は若干、僕のほうがやる気を失いました。

三週目

三週目は南地区の子供たち、約40人です。「修行三度!!」みたいな若干悲壮な決意で望みました。
月曜日のシアターゲームはスタッフの全員が把握してくれていることが大きく、先週と同じく好評でした。

水曜日は、子供たちを3グループに分けて、30分ローテで1つずつコーナーを回ってもらいます。
過去2週、大失敗に終わってます。

何をやろうか1週間とても悩んだのですが、結局先週に引き続き、Sケンを紹介しました。
先週はあっという間にゲームが崩壊したので、今日はルールや図をカレンダーの後ろに細かく書いて、かつ、地元の高校生のボランティアが手伝ってくれるのですが、彼らにも予め十分に説明して臨みました。

結果は‥‥上々でした。
時間を過ぎても、まだ続けたがる子もいて、先週までの泣きそうな日々がようやく報われた気がしました。


ドッジボールみたいなゲーム(微妙にルール違うけど)やってます。
僕も参加したけど、容赦ない球を頭にぶつけられて、あえなくリタイヤ。

正直、何でこんなことやってんねんやろう?って思ったときもあったけど、
終わってみたら、ほんまにええ経験やったなって思う。子供とこんな風に接するのって初めてやし。

一番良かったと思うんは、キャンプのあと、町を歩いてると
「Hi, Takashi」って声をかけてくれる子供がいること。

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