青年海外協力隊として、ミクロネシアのヤップ島に派遣中社員の日記。
インフォニック、ヤップ支社長を僭称しつつ活動中。

※僭称:勝手に身分を越えて上の称号を自称すること(広辞苑より)

公開日:2009.04.09

卒業式

近況

いつの間にか6月です。もうヤップに来て5ヶ月が過ぎてしまいました。

業務のほうは、引き続きセキュリティの向上とインターネット使用の制限に取り組んでいます。
結局、少ない予算の中ですが、ファイアウォールを一台購入し、インターネットの使用制限については、
Proxyサーバー(Squid)の機能を利用することになりました。

Linuxについても、プログラム開発の経験しかなく、サーバーをたてるのは初めてで不安でしたが、
無事、Proxyサーバーをたてることができ、現在、たくさんあるパラメーターを調整しつつ、
テスト運用中です。ファイアウォールについても、発注済みで早く来ないかなって待ってる状態です。

ステイ先も少し状況が変わりました。子供たちが夏休みに入りました。
6月から8月の終わりまで、何と3ヶ月もあります。 娯楽の少ない(っていうかほとんどない)島なので、3ヶ月どうやって過ごすんやろ?って心配になります。
ステイ先の子供たちも暇そうです。

そして、先月(5月)の終わりは、卒業式ラッシュでした。
僕のステイ先でも、末っ子のベネッサちゃんが幼稚園を、長男のタミくんが小学校を卒業しました。
ヤップで卒業式は、とても重要な行事の一つです。ちょっと日数が経ってしまいましたが、
卒園式と卒業式の様子をお伝えしたいと思います。

卒園式

末っ子ベネッサちゃんの卒園式に、家族と親戚総出で行くと聞いて、正直ちょっと大袈裟では?
と思いながらついて行きましたが、僕らが到着したときには既に沢山の人が集まってました。
どこも家族総出のようです。
いつも通り、定刻を1時間半ほど過ぎて(僕らボランティアはヤップ時間って呼んでます)、
男の子はスーというふんどし姿、女の子はラバラバというグラス(草)スカートで園児たちが登場。
園長先生らしき人のお話のあと、卒園生による歌やダンスの披露。一人づつ卒園証書と記念品の授与。
そして最後に、家族や親戚から、花飾りやお菓子(ガムやチョコなどの小分けの袋が連なった長細いやつ)を園児一人、一人の頭や首に掛けてゆきます。
あっと言う間に園児たちの顔が花飾りとお菓子で埋もれてゆきますがお構いなしです。
次々に家族や親戚、近所の人が園児たちを祝福します。
そして最後はみんなお地蔵さんみたいになりました。

卒業式

ベネッサちゃんの卒園式の翌週、タミくんの卒業式があり、これまた家族、親戚総出で出席しました。
ヤップの小学校は8年生まであります。日本と同じくその年7歳になる子なら入学できますが、親がわざと遅らせて入学させたりすることもある上、各学年で留年する子も結構多いため、最短だと14歳で卒業ですが20歳近い子もいます。
ヤップの男には老けて見える子も多いので「おっさんやん」って突っ込みたくなる卒業生もいます。

ステイ先のタミくんはめちゃめちゃ成績が良く、ストレートで卒業です。
以前に見せてもらった成績表もオールA(日本でいうオール5)で唯一、
兄弟の中でユージンさんにしばかれませんでした。
(タモウ家では、成績悪いと竹の棒でぶたれます。成績表の返ってくる日は涙、涙です)

11時スタートと聞いていましたが、やはり2時間くらい遅れて始まり、先週の幼稚園の卒園式と同じように民族衣装に身を包んだ卒業生が名前を呼ばれて一人一人、入場してきます。その後、先生や議会の人のお祝いの言葉などがあった後、卒業生代表のスピーチがあり、なんとタミくんがスピーチしました。
こんな立派な息子に、おかんも感無量やろうと思ってジョアナさんを見ると隣のおばさんとくっちゃべってました。
照れ隠しと思いたいです。とにかく2人ともおめでとう。

最後はやはり、お地蔵さんになりました。タミくんは左から2人目。

卒園式も卒業式も、家族のみならず、親戚や近所の人たちも気軽に出席して祝福の言葉をかけます。
常々、村全体で子供たちを育てているように感じることがありますが、今回あらためて、そう感じました。