公開日:2009.03.19
カニとエビとカメ
ランドクラブ
こんにちは。
日本はそろそろ春らしくなってきた頃でしょうか?
ヤップはさぞ暑いだろうと思われているかも知れませんが、
結構涼しい日も多く、夜は肌寒かったります。
先週から今週にかけて、日本では食べられない珍しいものを食べる機会が多くありました。
ヤップには、何種類かのカニがいます。
マングローブに住むマングローブクラブ、ココヤシの木に登りココナッツを食すココナッツクラブ、
そして森や浜辺の至るところに穴を掘って暮らしているランドクラブです。
このランドクラブ、昼間は穴に潜んでほとんど出てきませんが、
夜、特に満月の夜には、穴から出てきて活発に活動します。
満月の夜とその前後の何日か、4人の兄弟たちが出かけていっては捕ってきてくれます。
以前から僕も連れて行ってほしいとお願いしていたのですが、ずっと断られ続けてきました。
兄弟たちに。
多分「タカシは滑って転ぶから足手まとい」みたいな理由で。
けれど先週、ついに連れて行ってくれました。
長袖、長ズボンに、ランニング用のシューズと完全防備で望みました――がやはり足を引っ張りました。
夜の森(というかジャングル)はとても暗く、僕はそろそろと歩くだけで精一杯です。
たまにカニを見つけても素早く、とても捕まえられません。
兄弟たちはじゃんじゃん手づかみでカニを捕まえ、袋に投げ込んでいきます。
一体、信じられない視力と運動神経です。
結局、僕は一匹も捕まえられませんでした。
このランドクラブ、日本のタラバカニとかよりもしっかりと味と塩気があって、
煮ても焼いてもとてもおいしいです。
次は俺も捕る!!

ランドクラブを焼く長男のタミくん。
川エビ
カニ捕りの数日後、今度はエビ捕りに連れて行ってもらいました。
海ではなくジャングルの小川に住んでいるエビで、
やはり夜に積極的に活動するらしく、夜に捕りに行きます。
暗い懐中電灯の明かりだけで水中のエビを探し、細く裂いたココナッツの葉の先端を輪っかにした道具で引っ掛けて捕まえます。三男のラインくんに連れて行ってもらったのですが、もはや名人芸です。
木の葉の下などに潜む獲物にそっと後ろから輪っかを近づけ、輪っかに入った瞬間に引き上げます。
エビが後ろ向きに移動する習性と、尻尾より頭が大きい形を利用した面白い罠です。
大きさは車エビより、一回りほど小さいです。5匹捕まえてくれて、家に戻ってから焼いて食べました。
川に住んでるのに何故かしょっぱくて、かなり美味しいです。
次は俺も捕る!!これは無理やな。
海ガメ
今週の日曜日、ステイ先で親戚一同を集めて、ちょっとしたお祝いのパーティがありました。
で、ステイ先に行ってみるとこいつが可哀相な姿でもがいてました。

誰が捕ってきたのか分かりませんが、まだ生きてます。
とてつもなく重いですが、ひっくり返されると為す術がないようです。
こいつを焼いて食べるのですが、まず弱らせるために、棍棒でウミガメの喉を思いっきり叩きます。
何度も。何度も。
見ていられません。
そうして、生きたまま、乾燥ココナッツの皮に火をつけて焼きます。
この乾燥ココナッツの皮は、一息に燃えるのではなく、炭のようにじわじわと燃えます。
じわじわと熱くなってきて、カメは時折もがきますがどうにもなりません。
やはり見ていられません。
体が丈夫にできていて生命力も強いから、結局2時間以上もがいていたような気がします。
とにかく可哀相って思ったけど、牛でも鶏でもこんな場面はあるんやな。 知らんと食べてるだけで。

ココナッツの皮で焼かれる海ガメ。 まだ生きてます。
